2018年10月
2018年10月30日
2018年10月27日
ランドセルが重すぎると身長は伸びない
「子どものランドセルが重くて姿勢が悪くなるのが心配」という相談を受けました。教科書は学校に置いてきて良いという政府発表が話題になっています。
私が子どものころには教科書なんて持って帰ったことはないです。
どうせ宿題もやらないんだから、教科書はいりません。
教科書が年々大きく厚くなり、今の小学2年生の平均的なランドセルの重量は５�圓魃曚┐討い襪箸いδ敢嵯覯未�出ました。医学的な指針では体重の10％以下にすべきであるといわれています。
体重20�埖紊猟祿愬�がランドセル、手提げ、水筒をもって通学するのはきついでしょう。
若い女性で子供のころから肩こりがひどくて、ランドセルが背負えませんでした、という方が来院されたことがあります。
働く女性のハンドバックの重量が３�圓魃曚┐討い董�肩こり、首腕背の痛み、腰痛の要因になるという学会報告がされていますが、ランドセルも同様です。
子どものスポーツでやってはいけない事、それは荷重による筋力トレーニングです。オンブで競争するのでさえやめるべきだという指導者もいます。
筋肉が伸びるよりも骨が伸びるほうが早い成長期に、筋肉が重く硬くなるような筋トレをすると、筋肉が骨の成長を引っ張るように邪魔し、特に思春期の女子に起きやすい脊柱側弯症にもつながります。
この時期は筋肉を伸ばす運動をやっておくこと。
筋肉細胞は鎖のようになっていて、毎日のストレッチや伸ばす運動で細胞の輪が増え、筋肉が伸びていきます。バレーボールやバスケットボールのように背伸びしてジャンプする、まだ体重が軽いうちにジャンプを身につけることが、身長を伸ばすことになります。
重いランドセルは百害あって一利なしですね。
