2021年05月
2021年05月19日
箪笥の肥やし
クマママはお休み中におばあちゃんの箪笥の整理をしています。
着物はタンスの肥やしと言われますが、長じゅばん、帯、羽織、他に町会の浴衣など等が出てきました。
仕付け糸も取れてない、つまり一度も袖を通していない黄八丈などもあるようです。
反物、浴衣生地は作務衣や鯉口シャツ、ズボンなどに仕立て直ししてみようか。
私が使えそうな物をクリーニングに出してきれいにしてもらう事にしました。
業平4丁目の協和商会さんは皇室御用達の品物も扱う腕前最高のお店で、何かと無理を聞いてもらっています。
コロナ禍での状況はどうですかと聞くと、浅草のホテルや料理屋さんが軒並み休んでいるので、割烹着、ユニフォームなどの注文が激減だそうです。
こういうところにも影響が出てるんですね。
今年もお祭りは無しですが、夏には浴衣を着て歩きたいと思います。
着物はタンスの肥やしと言われますが、長じゅばん、帯、羽織、他に町会の浴衣など等が出てきました。
仕付け糸も取れてない、つまり一度も袖を通していない黄八丈などもあるようです。
反物、浴衣生地は作務衣や鯉口シャツ、ズボンなどに仕立て直ししてみようか。
私が使えそうな物をクリーニングに出してきれいにしてもらう事にしました。
業平4丁目の協和商会さんは皇室御用達の品物も扱う腕前最高のお店で、何かと無理を聞いてもらっています。
コロナ禍での状況はどうですかと聞くと、浅草のホテルや料理屋さんが軒並み休んでいるので、割烹着、ユニフォームなどの注文が激減だそうです。
こういうところにも影響が出てるんですね。
今年もお祭りは無しですが、夏には浴衣を着て歩きたいと思います。
2021年05月13日
祭り総代に感謝、合掌
深川祭り総代の長老、野沢さんが亡くなったという知らせが来ました。
水かけ祭りの楽しさ、江戸の粋、帯の締め方、手ぬぐいの巻き方まで教えてくれた方でした。
何しろ武勇伝がすごくて、
「神輿渡御の時に永代橋の上で大喧嘩になっちまって、俺も石淵も一人で10人ぐらいずつ相手にして、五〜六人は橋の上から投げ込んで、最後は両腕に二人抱えて隅田川に飛び込んだけど、みんな良く生きてたよなあ。」(橋から水面までは15mあります)
「神輿が通るのにじゃまだってんで、都電に神輿ぶつけて止めたことがあって、神輿に傷があるのはその時のだ。あれは後でもめたな。」
「祭りの寄付金が少ねえ喫茶店の壁に神輿ぶつけて穴開けたことがあったけど、そこは文句は来なかった。」
祭りの当日、神社の前で神輿の到着を今か今かと待っていると、タレントの安岡力也さんが歩いてきて「野沢さん、お世話になってまーす。」と声を掛けます。「世話なんかしちゃあいねえよ。」とイラっとした返事。
すると次に元外務大臣の柿沢こうじ衆議院議員が、「や〜、野沢さん、よろしくお願いしまーす。」と手も握らんばかりに駆け寄ってくる。「ウッセーんだ、あっち行ってろー。」と怒鳴り散らす。
ある日、亀戸天神祭りの総代さんと飲んでいたら「深川に住んでるなら野沢さんて知ってるかい?」と聞かれ、「あの人は錦糸町で喧嘩が一番強かったんだ。中学生のころからヤクザと喧嘩してボコボコにしてた。石原裕次郎のボディーガードもやったことがあるんだ。」武勇伝は深川だけじゃあない。
「体育館の屋根の上から飛び降りたりする悪ガキだったけど、俺が神輿を担いでくるのを親はいつも遠くから立って待っててくれた。この歳になってもあの角に、いまだに親が立って待っててくれるような気がするよ。」
お祭りで神輿に両手を合わている年寄りは、きっと祭り好きだった家族をそこに見ているのだと思います。
2020年はオリンピックと本祭りのはずだったのですが、コロナで中止となりどちらも見られず無念かもしれません。
ご冥福をお祈りいたします。合掌
水かけ祭りの楽しさ、江戸の粋、帯の締め方、手ぬぐいの巻き方まで教えてくれた方でした。
何しろ武勇伝がすごくて、
「神輿渡御の時に永代橋の上で大喧嘩になっちまって、俺も石淵も一人で10人ぐらいずつ相手にして、五〜六人は橋の上から投げ込んで、最後は両腕に二人抱えて隅田川に飛び込んだけど、みんな良く生きてたよなあ。」(橋から水面までは15mあります)
「神輿が通るのにじゃまだってんで、都電に神輿ぶつけて止めたことがあって、神輿に傷があるのはその時のだ。あれは後でもめたな。」
「祭りの寄付金が少ねえ喫茶店の壁に神輿ぶつけて穴開けたことがあったけど、そこは文句は来なかった。」
祭りの当日、神社の前で神輿の到着を今か今かと待っていると、タレントの安岡力也さんが歩いてきて「野沢さん、お世話になってまーす。」と声を掛けます。「世話なんかしちゃあいねえよ。」とイラっとした返事。
すると次に元外務大臣の柿沢こうじ衆議院議員が、「や〜、野沢さん、よろしくお願いしまーす。」と手も握らんばかりに駆け寄ってくる。「ウッセーんだ、あっち行ってろー。」と怒鳴り散らす。
ある日、亀戸天神祭りの総代さんと飲んでいたら「深川に住んでるなら野沢さんて知ってるかい?」と聞かれ、「あの人は錦糸町で喧嘩が一番強かったんだ。中学生のころからヤクザと喧嘩してボコボコにしてた。石原裕次郎のボディーガードもやったことがあるんだ。」武勇伝は深川だけじゃあない。
「体育館の屋根の上から飛び降りたりする悪ガキだったけど、俺が神輿を担いでくるのを親はいつも遠くから立って待っててくれた。この歳になってもあの角に、いまだに親が立って待っててくれるような気がするよ。」
お祭りで神輿に両手を合わている年寄りは、きっと祭り好きだった家族をそこに見ているのだと思います。
2020年はオリンピックと本祭りのはずだったのですが、コロナで中止となりどちらも見られず無念かもしれません。
ご冥福をお祈りいたします。合掌