2007年03月10日

東京大空襲

今日は東京大空襲があった日です。おばあちゃんは震災記念堂の法要に出席しています。石原都知事も来ております。

「3月10日は日露戦争に勝った、陸軍記念日で、アメリカは、その日を狙って来た。」

「10日は土曜日で、卒業式があるはずだった。その日のために、疎開していた子供たちは東京に帰って来ていた。そこへ9日の金曜の夜に焼かれちゃったわけだ。逃げた先の錦糸町の本所映画が焼けて、キンゲキの所で助かった。」

「大空襲の後で、疎開先の熊谷から帰ってきたら、焼け野原で、江東橋の上から上野まで見渡せた。大横川には、まだ焼けた死体が浮かんでいた。」

「押上の形成橋の河原で死体を焼いてたのが、何日もかかった。そこらの河原ではみんな死体を焼いてた。」

「錦糸公演に死体を仮埋めしておいて、後から掘り出して埋葬したけど、全部片付いたわけじゃない、今でも掘れば骨は出てくるだろう。」

この日が近づくと、患者さんから様々な話を聞くことが出来ます。千石の町会では毎年お地蔵様供養をやっていますが、毎年良く晴れて、寒い日になります。空襲の日もきっと寒かったんでしょうね。合掌

小説東京大空襲 (第1巻)

yoo2ok at 16:21│Comments(0)平和が一番 

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