2011年06月09日
福島原発、ONEちゃんからの手紙

地震、原発の状況で梨は、米はどうなるのか。以下レターより抜粋
原発から20キロと10メートル離れている南相馬市の私の実家。
屋内退避は解除されて、外へ出られるようにはなりましたが、救援物資はなくなりました。

塩鮭、昆布の佃煮、ぎょうざ、たまに刺身や日本酒もとどけました。
80過ぎの老親を置いてくるのは姥捨て山へ置いてくるようなものだと思っていたのですが、、、。
家があるのに帰れない人がたくさんいる。
「原発さえなかったらなあ。」みんなの口を付いて出る言葉はそればかりです。
帰り道、涙がこぼれてしまいました。

朝7時の福島の放射線量は1.68マイクロシーベルトとラジオが告げています。
梨畑の放射線量の一番高い値は2.99マイクロシーベルト。
政府の見解「ただちに健康に影響がでる値ではない。」
JA新ふくしま「この地域では梨も米も作れる数値ですから、心配せず作って欲しい。」
それを信じて畑に出ます。でもこんな状況で梨や米を作っても、買ってくれる人がいるかどうかわかりませんが、いつも通りに仕事を進めています。
私たちの生きる糧はそれしかないのですから。つづく。