牛肉
2011年08月02日
放射能牛肉に思うこと
牛肉の放射能汚染が問題になっていますが、
25年前に栃木の肥育牛組合を見学した事があります。
当時は輸入自由化前で牛肉が高値なため、安い牛肉を消費者に届けようと、子牛を経費をかけずに早く大きくして、早く出荷する、若齢牛が主流でした。
若齢牛の味は悪く「豚肉の値段で牛肉の匂いがする肉」でした。
しかし見学した牧場では、安く味の良い牛肉を作るため、餌に発酵したものを与え、あと半年長く飼う、いわば女子高生を出荷していたのを、22〜23才のOLになるまで育てて出荷する、味が良くなるのを待つ飼育法でした。
もちろん余分にかかる経費と太り過ぎないような食事の管理も大切で、
「うちのホルスタインはそこらの和牛には負けない。」といってました。
醗酵した餌のため牛舎は全く匂わない、パン工場のようでした。
さらに牛糞は堆肥として農家に提供され、替わりに無農薬の稲わらをもらう、というシステムで努力されていました。
輸入自由化問題で畜産業界の様子も変わりましたが、今度は放射能問題。
農家はいつになったら楽が出来るのでしょう。
25年前に栃木の肥育牛組合を見学した事があります。
当時は輸入自由化前で牛肉が高値なため、安い牛肉を消費者に届けようと、子牛を経費をかけずに早く大きくして、早く出荷する、若齢牛が主流でした。
若齢牛の味は悪く「豚肉の値段で牛肉の匂いがする肉」でした。
しかし見学した牧場では、安く味の良い牛肉を作るため、餌に発酵したものを与え、あと半年長く飼う、いわば女子高生を出荷していたのを、22〜23才のOLになるまで育てて出荷する、味が良くなるのを待つ飼育法でした。
もちろん余分にかかる経費と太り過ぎないような食事の管理も大切で、
「うちのホルスタインはそこらの和牛には負けない。」といってました。
醗酵した餌のため牛舎は全く匂わない、パン工場のようでした。
さらに牛糞は堆肥として農家に提供され、替わりに無農薬の稲わらをもらう、というシステムで努力されていました。
輸入自由化問題で畜産業界の様子も変わりましたが、今度は放射能問題。
農家はいつになったら楽が出来るのでしょう。