風立ちぬ

2013年07月30日

風立ちぬ4

風立ちぬ零戦 「その誕生と栄光の記録」は1970年カッパブックスのベストセラーで高校生のころに読みました。

試作機の墜落、パイロットの死、そこからの九六式艦上戦闘機の開発、ついにゼロ戦の誕生とその後の苦悩の物語はまさに、少年の夢をふくらませるものでした。

私も技術屋のはしくれでしたから、映画に出てくる計算尺を使いましたが、常用対数の原理でカーソルをバーニャで読む等と言われて全くわけがわからなかった。

風立ちぬ2三角関数や指数、対数の計算が出来る。当時これを使いこなせる奴は天才だと思いました。

「誰が風を見たでしょう。」の詩は中学の英語の先生が暗記しろと教えてくれた詩でした。

そうだこれだったなあ、新潟弁でフーハズシーンザウイン。ほとんど忘れていましたが、よみがえりました。

関東大震災のシーンは私には、昭和39年の新潟地震でコンビナートが爆発した空を思わせました。

山口百恵結核病棟サナトリウムから抜け出して、式を挙げるシーンは泣けました。百恵ちゃーん。

この映画は子供向けにはできていない、子供にはつまらない映画かもしれませんが、懐かしい記憶がよみがえってきた、楽しくて、わくわくして、そして泣ける映画でした。
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